入居者の声
平成15年ご入居 玉澤様(入居時84歳)

平成2年に熱海ゆとりあの郷にご夫妻で入居された玉澤さん。閉じこもらずに、人の中に入っていく...。平成24年に亡くなられたご主人の言葉を守り、人と人とのコミュニケーションを大切にされがら、ゆとりあで充実した毎日を過ごされています。
「私たちがこちらへ入りましたのは、主人が60過ぎ、私が52歳の頃でした。主人はまだ仕事をしていましたので、週末などに別荘のような感覚でこちらへ来ていました。主人会社でしたので、年を取った患者さんの苦労をずいぶんみてきました。私も民生委員をしていた関係から、一人暮らしのお年寄りの大変さを実感していましたので、夫婦で相談をしてどちらかが先に亡くなって一人になっても大丈夫なように、また将来的に息子に迷惑をかけないように、元気なうちに備えておこうと考えて入居したのです。」

他の施設は見られずに、熱海ゆとりあの郷に決められたのだそうですね。

「ええ。こちらへ来るバスの中で、スタッフの方が『自分が入りたいと思える施設を作りたい』と熱く話されているのを効いて感動しまして・・・。もちろん他にも理由がありまして、まずは施設に診療所があることが絶対条件でした。こちらには入院設備のある診療所もありますし、歯科診療室もあります。そして温泉や、夏は涼しくて冬は暖かい熱海の温暖な気候も魅力でした。お部屋からの眺望もすてきでしたし、入居者の皆さんも品がよくて。
当初は多摩の自宅から通っていたのですが、とにかく主人はこちらが大好きで、来るたびにほかの入居者さんと囲碁をしたり温泉に入ったり・・・。主人が82歳で医者を引退しましてからは、こちら中心の暮らしになりました。その後、主人が病気のために体調を崩しました。病気の進行のため国際医療福祉大学熱海病院へ入院もしましたが、本人の希望もあり、自室で介護をしてきました。診療所の末原先生には、本当によくしていただきました。一時介護室、そして診療所へ入院し、そこで亡くなりました。延命措置はとらず、穏やかに人間らしく最期を迎えたいという主人の思いを、診療所の皆さんが見守ってくださって、本当に感謝しています。大きな病院に入院する選択肢もありましたが、完全看護の状態では、あまり主人の側にいられなかったでしょう。主人が入院している個室に私も泊まらせていただいたり、柔軟に配慮していただき、主人との最後の時間を過ごさせていただきました。必要なときには自室にすぐ戻れる環境でしたので、とても助かりました。施設内に入院設備の整った診療所がある熱海ゆとりあの郷ならではのことだったと思います。」

ご主人が亡くなられてからは、さびしくて一人で部屋にいられなかったという玉澤さんですが、意識して皆さんの中に入っていくように努めたといいます。

「主人は、食堂は社交場だから、毎日顔を出しなさい、引っ込んではいけないよ、といつも話していました。ですから、できるだけ食堂へ通うようにしているんです。」

ご主人がお元気だったころは、毎晩、食堂へワインやお酒を持ち寄って、入居者の皆さんと晩酌を楽しまれたのだとか。共用スペースでの飲酒を禁じる施設が多い中で、入居者のモラルと自己管理を基本にした、歴史あるゆとりあならではの「ゆとり」が、そこに垣間見えます。某体操や卓球など、充実した毎日を送られ、温泉も毎日楽しまれているそうです。昨年から自治会の役員も務められています。

「入った当初、先輩入居者の皆さんに『多くの趣味を持ちなさい』とアドバイスをいただきました。中でもブリッジは、東京でメンバーを集めて試合に出るほど夢中に・・・。ゆとりあでもサークルとして活動していますが、夢中になりすぎて、声が枯れてしまうことも・・・(笑)。」

入居者の皆さんと誘いあって、おいしいと評判のお店へランチに行かれることもあるそうです。

「ここにいるから、私は楽しく過ごせているんだと思います。『将来の保険』と思って施設の入居を決めた私たちでしたが、必要なことでした。今、主人を亡くした寂しさはありますが、将来の不安はありません。スタッフの皆さんに、介護が必要になったらよろしくねと、みんなで話しているんです。」

笑顔の素敵な玉澤さん、お話をありがとうございました。
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